ヒールやパンプスなどの靴を履いて、つま先・甲・踵(かかと)が痛い!と感じたことは、女性なら経験がある問題ではないでしょうか?
休憩できる時間があれば和らげますが、仕事や緊急時はそうはいきませんよね。
つま先が痛いまま放置してしまうと、外反母趾になってしまうこともあるので、泣き言をいってられない場合は緊急の対策が必要です!
また、足の痛みが出る多くは、自分に合っている靴を選べていないのが原因。
余分な空白があると擦れてしまって痛みが出ますので、細かく自分に合った靴選びが大事ですよ。
そこで今回はパンプスやヒール時の痛いを解決!つま先・足の甲・踵(かかと)など箇所別の原因と対策方法と、正しい靴の選び方を紹介します。
この記事のライター

<資格>
・JNECネイリスト技能認定試験1級
・JNAジェルネイル技能認定試験上級
・JNA認定ネイルサロン衛生管理士
パンプスが痛くなる原因と対処方法
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お気に入りのパンプスを購入し、気持ちも高くお出かけ。
せっかくおしゃれしたのに、長時間履いてみると、足のつま先や踵(かかと)などが痛い!という経験は、多くの女性がありますよね。
しっかりと自分に合ったサイズを選んでいるのに、なぜ痛くなってしまうのか?
まずは箇所別に痛くなる原因と対処方法を紹介しますので、緊急の方は、痛い箇所のところからチェックして試してみてください。
つま先が痛い
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親指や小指の骨の先端が痛くなる問題は、最も痛みが多い箇所。
つま先が痛くなる原因は3つ。
- 足にあっていないパンプスを履いている
- ヒールの高いパンプスを履いている
- つま先の細すぎる無理なパンプスを履いている
- 歩き方
- お化粧パフをつま先の痛い部分に乗せる
- コットンやティッシュを敷く
「クッション」や「滑り止め」の効果で、痛みを軽減できます。
踵(かかと)が痛い
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踵(かかと)が痛くなる大きな原因は4つです。
- 靴の足の形が合っていない(靴擦れ)
- 歩き方
- 靴底が硬く、踵部分のクッション性がない
- 体重の増加
- 足底筋膜炎
足底筋膜炎は、踵以外にも土踏まずが痛い場合もありますので、踵以外にも痛く場合は、医師の診察を直ぐに受けてください。
- 靴擦れ防止テープを使う
- ストッキングを履く
- 靴用の保護剤、石鹸、ロウを塗る
- 踵が動かないようにインソールを使う
踵が痛くなる大半の原因は靴擦れです。
そのため、靴擦れを和らげる対策をするのがベストですよ。
足の甲が痛い
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足の甲に痛みがでてしまう原因は、パンプスのヒールの高さや足の甲が人より高いことに原因があります。
普段からヒールの高いパンプスを履いていない方は、とくに足の甲が痛くなりがち。
しかも足の甲に関しては、何かを挟むこともできないので直ぐにできる対処方法がなく、足の甲のマッサージで凌ぐくらい>_<
▼マッサージ方法1▼
▼マッサージ方法2▼
パンプスの選び方
甲の部分が大きく開いているパンプス。
大きく分けると、履き口の部分と踵部分で足に固定されていますので、この部分がぷかぷかと浮いてしまうと、足を痛める原因になってしまいます。
つま先や踵の形が人それぞれに違いますので、ただ単にサイズ(cm)が合っているからOKにしてしまうのはNG。
自分にぴったり合った靴を選ぶことが、痛みをなくすスタートですよ。
踵の選び方
参照元URL:https://ec.line.me/
踵の形も人によって様々です。
靴によって踵の形や角度や浅さも違うので、ここが合わないとホールド力が弱まり、足が靴の中で動いて靴擦れが起きてしまいます。
足の踵の形状
- 踵が飛び出した形状
- 丸みのある踵
- 真っ直ぐストンと落ちた踵
人によって様々です。
パンプスの形や素材を意識して選べば、自分にフィットする形に出会えるので、靴擦れ防止の為にも、ブカブカでなく圧迫感もない踵にフィットしたものを選ぶのは重要ですよ。
サイズ+ワイズの測り方
正しい靴の選び方は、自分に合ったサイズとワイズを選ぶのが大切です。
- サイズ:足の踵から一番長い足指の先端までの長さ
- ワイズ:足の親指と小指の外側付け根の骨の出っ張り部分を1周した長さ
一般的に◯◯cmと表示されているのがサイズで、ワイズは2Eや3Eなど横幅のことですね。
▼足のサイズやワイズの測り方▼
足の大きさは、歩き方や普段の体重の掛け方が原因で、左右で違うのが一般的です。
靴選びの基本は、
- 両足を測ってサイズが大きい方の足で選ぶ
- 片方の足は中敷などで調節する
また、以下のポイントの中で、1つでも当てはまれば、サイズかワイズが合っていませんので、ぜひチェックしてみてください。
- 靴を履いた状態で足の指の形が分かる
- 履き口や踵に隙間がある
- つま先立ちをすると踵が浮く
- 靴と足の間が1cmも余裕がない
足先の選び方
靴のつま先には、ポインテッドトゥやラウンドトゥなど、複数のデザインがありますよね。
おしゃれな見せ方としてつま先のデザインを選ぶのは大切ですが、ただそのデザインと足のつま先との相性はとても大切です。
サイズやワイズが合っているのに長時間歩いてみると足が痛い!と感じるなら、これが原因。
試着では長時間歩いて試すことはできませんので、購入後に後悔がないよう、自分に足型のトゥデザインを選ぶのが大切ですよ。
参照元:https://www.parashoe.co.jp/
エジプト型(親指が一番長い)
エジプト型のつま先は、親指が一番長く、小指に向かって短くなるのが特徴です。
このタイプの方におすすめのトゥデザインは3つです。
- ラウンドトゥ:つま先の真ん中が頂点で先は丸みがある
- アーモンドトゥ:つま先の真ん中がアーモンドのような細身
- オブリーグトゥ:エジプト型と同じ親指側を頂点に徐々に小指に向かって短い
ギリシャ型(人差し指が一番長い)
ギリシャ型は、足の人差し指が一番長く、三角形のような形が特徴です。
このギリシャ型のつま先の形状に一番合うトゥデザインは、ポインテッドトゥの1つだけです。
- ポインテッドトゥ:つま先の真ん中が頂点で細く尖っている
スクエア型(指の長さがほぼ同じ)
- スクエアトゥ:スクエア型と同じつま先が横一直線に近い
- オブリーグトゥ:エジプト型と同じ親指側を頂点に徐々に小指に向かって短い
ヒールの高さ
参照元:https://www.locondo.jp/
足の痛みを考えると、ヒールの高さが低ければ低いほど◎です。
高いと足が前にすべって靴擦れが起き、マメやタコができてしまうので、以下の点に注意して選んでください。
- 3~4cm程度の太いチャンキーヒール
- ヒールの高さは上限としては6cm
- 前底に厚みがある前後の高低差をおさえたもの
やわらかい素材を選ぶ
参照元:https://lamire.jp/
パンプスの生地が硬いものは、足に馴染むまで時間がかかります。
パンプスを触ってやわらかな素材を選ぶようにすることで、足にフィットしやすくなり、痛みの防止に繋がります。
かかとの中心にヒールを
参照元URL:https://readyfor.jp/
体の支えるバランスもとても大切です。
かかとに重心を置いて真っ直ぐ立った時、かかとの中心にヒールが来ていればOKですよ。
足の裏全体を使って歩くことで、疲れも軽減にもなりますよ。
パンプスの正しい歩き方(痛みの軽減+美脚効果もあり)
パンプスにまだ慣れていない方や、新しいパンプスに馴染んでいない時には、歩き方を意識する事も大切です。
歩き方を変えることで疲れにくさはもちろん、美脚効果も高まり、足を綺麗にみせてくれますよ。
- 頭からお尻まで真っ直ぐな姿勢
- つま先を上げずに一歩踏み出しつま先から足を地面につける
- 親指側に重心を意識して前膝を伸ばす
- つま先を上げずに後ろ足を上げてつま先から下ろす
動画は19分あり、とても丁寧に教えてくれているので、時間がある時にゆっくり見てくださいね。
今あるパンプスの痛みを改善する方法
痛くならないパンプスの選び方を紹介してきましたが、選び方から判断すると、すでに持っているパンプスでは駄目だ…となるパンプスもあると思います。
そんなパンプスはもう諦めないといけないのか?そんなことはありませんよ!
極端に小さいや大きいサイズはダメですが、少しの違いであれば、今から紹介するアイテムを使えば痛みを改善できたり、靴擦れ防止にもなりますよ。
つま先クッション
つま先が痛い原因のひとつが、つま先とパンプスとの相性すね。
こちらは足のつま先とパンプスの間に挟むクッションです。
高密度低反発素材を使い、抗菌防臭で通気性も抜群!
足とパンプスとのサイズの中和をしてくれるアイテムです。
前滑り防止の透明ジェル
ヒールが高く、靴の中で足が前滑りになり、重心がつま先に掛かると痛くなりますね。
こちらはクッション性に優れた透明ジェル。
- 衝撃吸収して足裏の痛みを緩和
- 全体が薄く小指部分をカットした長薄型設計
- 透明タイプで目立たない
- 洗って繰り返し使える
透明で周りには気づかれず、清潔に長く使えるのが魅力ですね。
薄手素材のインソール
パンプスのヒールの高さや足の甲が人より高い方は、甲が痛くなりますね。
こちらは薄手のやわらかい素材ですが、しっかりと調節してくれるインソールです。
消臭効果もあるので、臭いの原因も抑えてくれて便利ですよ。
自分の足の形に調節可能
パンプスのサイズがあまりにも違う場合は駄目ですが、少しきついと感じる時は、このストレッチャーを使えばパンプスのサイズ感を調節できますよ。
また、このストレッチャーのいいところが、全体だけでなく、つま先や履き口と、ピンポイントの場所を調節できるのがおすすめです。
ドライヤーでサイズ調節!
安価なパンプスを購入したので、ストレッチャーを購入するなら、新しいパンプスを購入するのと変わらない方もいるはず!
そんな時はドライヤーを使って調節することもできますよ!
やり方はとても簡単!
少しきついですが、厚手の靴下を履いた状態でパンプスを履き、全体にドライヤーで温風の風を当てるだけです。
かかとのすっぽり抜け防止
今度はサイズを広げるとは逆ですね。
階段を上がって見るとかかと浮いてしまう問題。
靴擦れやかかとが痛くなる原因になるので、こちらのかかとの滑り留めアイテムがおすすめ。
パンプスのかかと部分に貼るだけですので、とても簡単ですよ。
パンプスで痛いと感じた時のまとめ
おしゃれアイテムとして履くパンプスになるので、デザインも◎、自分にしっかりフィットしたパンプスを見つけるのは難しいかもしれません。
少し我慢で選んでしまうと、結局は、一度履いた後は靴箱に眠ってしまうことになり、必ず後悔してしまいます。
デザインが気に入っているのであれば、隙間を埋めるアイテムなどもありますので対策は可能です。
快適な足元は長時間のお出かけも楽しくなるもの。
紹介した内容を実践し、足元のおしゃれを楽しんでくださいね。
今回はパンプスやヒール時の痛いを解決!つま先・足の甲・かかとなど箇所別の原因と対策方法と、正しい靴の選び方を紹介しました。