大人コートの代表であるトレンチコート。
ラフに羽織るスタイルが多いと思いますが、ベルト(紐)は後ろでどう結んでいますか?
何もしなければ無難ですが、結び方を工夫することで可愛く見せたり、大人っぽくなるなど、おしゃれなポイントになってくれます。
また、前の結び方も同様に意識すれば、今までと違ったコーディネートが作れるので、ワンランク上の着こなしを目指すなら、ベルトの結び方は必須ですよ。
そこで今回はトレンチコートのベルト(紐)の結び方で女性に人気4選!後ろと前に分けて、それぞれ動画や画像を使ってわかりやすく解説していきます。
この記事のライター

未経験で最初は戸惑いも多くありましたが、日々ファッションに触れることで魅力に惹かれていきました。
現在は自社で運営するメンズ・レディースのファッションサイトや総合トレンド情報サイトを執筆。
これからおしゃれを目指す方でも分かりやすいように、トレンド情報や最新の着こなしを日々発信しています。
トレンチコートにはなぜベルトがある?
今や様々な着こなしにマッチしてくれ、クラシックなデザインから今時のオーバーサイズまで揃っていますね。
そんなトレンチコートには、「Dリング」と呼ばれる金具がついたベルトがあります。
トレンチコートのtrenchは、塹壕(ざんごう)という意味。
これは第一次世界大戦時、イギリス陸軍が塹壕戦で着用した防水型のミリタリーコートが起源と言われています。
戦闘時に適した機能が数多く備えられており、付属のベルトは、腹部の保温性UPと手榴弾やナイフをぶら下げるための両立した機能で作られていました。
戦後に不要になりますが、機能はしっかり継承されています。
今のトレンチコートの基本スタイルは、オーバサイズでラフに羽織るのが主流のため、ベルトが不要と感じる人が多いです。
でもベルトは、「腰のワンポイントとして美シルエットを形る役割」「前側で締めることで風の侵入を防ぐ」「後ろの結びを変えることで可愛くも大人っぽくも見せられる」など、しっかりとおしゃれアクセントになってくれるので、活かさない手はないですよ。
【後】トレンチコートのベルト(紐)の結び方
後ろ側で結ぶ場合、結んだりほどいたりする手間がなくなり、着脱もしやすいのでメリット。
また、どんなアウターもですが、後ろ姿はシンプルになってしまうので、ベルトをうまく活用して、おしゃれポイントにできれば、周りからも差をつけられますね。
トレンチコートだけでなく、他のコートにも使える結び方になるので、ぜひ参考にしてチャレンジしてみてください。
- 可愛く見せられるバックリボン結び
- 落ち着いた大人っぽさを表現できるワンテール結び
バックリボンの結び方
バックスタイルの中では定番の結び方です。
結び目を左右にずらさず真ん中で結ぶので、スタイリッシュなトレンチコートもフェミニンな雰囲気を作れるのが利点ですよ。
手順①:バックル側を短くし反対側を長くする
バックル側を短くし、反対側を少し長めに持ちます。
そして長めにした側を下から上に通します。
手順②:バックル側のベルトで輪を作る
長めのベルトを下から通し終わると、
バックル側のベルトで輪を作ってください。
手順③:輪にかぶせるように反対側のベルトをおく
バックル側に輪ができれば、
反対側のベルトを輪の上からかぶせます。
手順④:輪の隙間からベルトを通す
反対側のベルトを輪の上からかぶせると、
画像の部分に隙間が生まれますので、ベルトの上にかぶせて下にいった反対側のベルトを通します。
手順⑤:しっかり結びながら形を整える
反対側のベルトを下から隙間に通した後は、
両サイドに向かってベルト伸ばし形を整えていきます。
手順⑥:バックリボン結びの完成
両サイドに向かってベルト伸ばしていくと、画像のようにリボン結びがとってもかわいく仕上がりますよ。
ワンテールの結び方
バック結びでしっかり存在感がありながら、派手すぎず落ち着いた大人の雰囲気を作れます。
また、ベルトの長さは調節ができるのも利点で、コーデに合わせて調節できますよ。
フェミニンな結び方が苦手な方にはぴったりな結び方です。
手順①:左右均等にベルトを持つ
左右のベルトを均等に持ちます。
手順②:ベルトのバックルに通す
左右に均等にベルトが持てれば、通常通りベルトをバックルに通します。
お好みの長さで問題ありませんので、穴に通してください。
手順③:バックルの位置を中心にずらす
ベルト穴に通し終わると、バックルの位置を、中心部分にずらしてください。
手順④:奥(背中側)にあるベルト重ねる
バックルが中心に来ると、ベルトはベルトループに通っていますので、奥にある背中側のベルトとバックルを通したベルトを重ねてください。
手順⑤:長い方のベルトを下から通す
ベルトを重ねた後、長い方のベルトを下から上に通してください。
手順⑤:輪の中に上からベルトを通す
下からベルトを上に上げた後、画像のように輪を作ります。
そしてその輪の中に、上からベルトを通してください。
手順⑥:ベルトの微調整して完成
輪の中にベルトを通し終わると、画像のような形になります。
これで完成でも大丈夫ですが、長さが気になる方はここで微調整をしてください。
手順⑦:短くするなら下からベルトを通して完成
微調整をすると、短くできるので、手順④から繰り返してみてください。
【前】トレンチコートのベルト(紐)の結び方
カジュアルにもきれいめにも着こなせるトレンチコート。
クラシカルなものから今時のオーバーサイズまでありますが、結び方で大きく印象を変えられるので、個性もしっかり表現できます。
基本、前で結ぶ場合は、ウエストを引き締められるので、すっきりとした印象を与えられますよ。
- 簡単でほどけにくいダブルテール
- 大人っぽさと可愛らしさを表現できる片結び
ダブルテールの結び方
トレンチコートのベルト結びで悩むのがほどけやすさ。
こちらのダブルテールの結び方であれば、簡単なのにほどけにくく、程よいラフさもあるので、コーディネートに活用しやすいのがメリットですよ。
手順①:ベルト通しに通す
まずはベルト通しに通した状態にします。
手順②:右側を長めにする
ベルト右にずらします。
そしてベルトをできるだけ右にずらし、バックルの反対側を長くするように調整します。
手順③-①:右をクロスに下から通す
右の長い方のベルトを上にして交差させます。
ベルト通しに通している腰のベルトの下から通します。
手順③-②:輪を作りながらもう一度下から通す
もう一度、腰のベルトの下から通しますが、この時に輪を作っておく。
下から通すベルトが2回目通したら、作った和に左側に向かって通す。
手順④:形を整えて完成
最後は微調整ですね。
きれいに形を整えてダブルテールを完成させてください。
片結びの結び方
ベルトの結び目を左右どちらかに寄せてリボン結びする方法です。
スマートな印象になり、片方のリボンでフェミニンになりすぎず、程よい可愛らしさと上品さを出せる女性らしい着こなしができますよ。
手順①:左右均等にベルトを前に出して持つ
左右のベルトを均等に持ちます。
手順②:左側を上にして下からベルトを通す
左手側を上にして下から通してください。
通し終わると、一度しっかりキュッと締めてください。
手順③:ベルトの右側の端を持って輪を作る
しっかりキュッと締めた後は、少し左手側に寄せてください。
少しこなれ感を出せますよ。
その後は、右手側で輪を作ります。
手順④:左のベルトを下から周り後ろから通す
輪の反対側のベルトを下から輪を上の回し、後ろから輪に通します。
手順⑤:結び目を整えて完成
最後は微調整です。
結び目を綺麗に整えると片結びが完成しますよ。
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トレンチコートのベルトまとめ
試してみたい結び方はありましたか?
トレンチコートはカジュアルからきれいめと様々なコーディネートができますので、しっかりとおしゃれに結べば、大きく印象を変えるコーディネートのアクセントになってくれますよ。
ベーシックな結びからおしゃれで可愛い結び方まで紹介しましたので、結び方を覚えて、ワンランク上の着こなしを目指してくださいね。
今回はトレンチコートのベルトの結び方で女性に人気4選!後ろと前に分けて、それぞれ動画や画像を使って解説しました。