ピアスを開ける時に必ず耳にするのがファーストピアス。
ピアスを開ける上では必要なアイテムですが、何に使う物なのか?また種類はあるのか?と疑問に思う方も多いと思います。
はじめてピアスを開ける方からすると、耳に穴を開けるだけでも不安なのに、知らない言葉がでてくるとさらに不安になってしまいますよね。
ピアスは自分でも開けることができる手軽なおしゃれアイテムが故に、つい軽視しがちですが、ファーストピアスの種類や選び方を間違えると、トラブルを引き起こす危険性がありますので、失敗しない安全なファーストピアスを選ぶ必要があります。
そこで今回はファーストピアスの説明と、種類や選び方を詳しく紹介します。
ファーストピアスとは?
ファーストピアスは、ピアスホール(ピアスを差し込む穴)が完成するまで、ずっとつけておくピアスのことです。
はじめてピアスを開けることをピアッシングと言いますが、ピアッシングしたピアスホールは傷口。
穴の内側は皮膚が覆われていないわけですから、穴をそのままにしておくと体が傷を治そうとしますので、穴が塞がってしまいます。
ピアッシングした後、ファーストピアスをつけることで穴が塞がるのを阻止し、ピアスホールが完成することで、徐々に穴の大きさを広げたり、自分のつけたいピアスがつけれるようになります。
- ピアスホールが安定するまでつけっぱなし(不用意に外さない)
- 耳たぶだと最低4週間から6週間はつけっぱなし
- 軟骨部分は数ヶ月はつけっぱなし
- 金属アレルギーに強い素材選びが大切
- 毎日清潔にしてむやみやたらに触らない
※長い期間外さないので、自分自身の肌に合うファーストピアスを選ばないと、化膿するなどの肌トラブルの原因になります。
ファーストピアスはどこで購入する?
ファーストピアスはどこで購入すればいいのか?と思いますよね。
ファーストピアスを用意する場合は、ピアスを開ける方法や場所によって内容が変わってきますよ。
自分で開ける(セルフピアッシング)時
自分でピアッシングする場合は、ショップや通販などで、自分に合ったファーストピアスを選んで購入する必要があります。
ピアッシングするには、「ピアッサー」「ニードル」を使って開けます。
ピアッサーの場合は、ファーストピアスが内蔵されているケースが多いですが、稀に部位や商品によって別売りもあるので注意が必要です。またニードルの場合は個別用意が多いので、自分に合ったファーストピアスを選ぶ必要があります。
セルフピアッシングの場合は、コストも抑えて自分の自由な時間で開けるれるのがメリットですが、専用器具をはじめ、自分ですべて用意し、自己責任でピアッシングするので化膿する場合もあります。その際は速やかみ病院に行きましょう!
病院で開ける
主に美容外科、皮膚科、耳鼻咽喉科などでできます。
「医療用鍼」や「ピアッサー」を使用してピアッシングすることになります。
ピアッサーの場合はセットになっていることが多いですが、病院によっては自分で専門器具を用意しないといけない病院もありますので、事前にHPをチェックし、どんな方法で行っているかなど、事前にHPを見てチェックしましょう。
病院でもメリットは安心感。
一般的にはカウンセリング後に施術となるので、痛いのが不安な方は局所麻酔をおこなってくれる場合もあります。
またアフターケもしっかりしているので安心感は高いですが、耳たぶだと1穴3,000円〜6,000円ほどの費用がかかり、病院によっては器具の準備は自分の場合もありますので、デメリットはコスト面になります。
ピアススタジオで開ける
スタジオの場合は「ニードル」を使って開けるのが一般的です。
ピアススタジオでファーストピアスで購入するか、ピアッシング代に含まれて用意されている場合もありますので、事前にお店に確認しましょう。
スタジオでのメリットも安心感。
専門の場所でのピアッシングになるので、やはり安心感は大きなメリットですが、病院同様に費用はかかります。
耳たぶだと1穴1,500円前後です。
ファーストピアスの種類と選び方を紹介!
ファーストピアス選びはとても大切です。
最低でも1ヶ月以上はつけっぱなしになるわけですから、自分に合ったファーストピアスを選ばないといけません!
続いてはファーストピアスの種類と選び方を紹介します。
ポストの太さ
ファーストピアスを選ぶ場合は、セカンドピアスとの関係性が大切です。
耳たぶ用のファッションピアスだと、基本は18G〜20Gのものが多いです。
そのためファーストピアスは、少し太めの16G(1.2mm)にするのがおすすめです。
G(ゲージ)をミリで表記
- 20G:0.8mm
- 18G:1.0mm
- 16G:1.2mm
- 14G:1.6mm
- 18G:針が細く安定性はないが痛みが気になる方向け
- 16G:安定感がありボディピアスにもつけれるサイズ
細めのポストをつけてしまうと、セカンドピアスに入れ替える場合に、そのポストが太くて入りづらくなってしまいますので注意!
無理に入れようとすると内部を傷つける場合があり、安定したピアスホールもやり直しになってしまうこともありますよ。
ファッションピアスとボディピアスの違い
ファッションピアス
- 22G~18Gの細いタイプ
- デザインが豊富
- 金属アレルギー対応でない素材が多い
- サビに弱い
ボディピアス
- 安定感があるのでキャッチを無くしにくい
- 長時間つけれられる
- サビに強くお風呂などもOK(素材確認は必要)
ポストの長さ
参考URL:https://www.pierce.red/
耳たぶをピアッシングした場合、ファーストピアスを通す穴の長さ+3mmが望ましいです。
一般的にピアッサーには、スタンダードの6mmとロングタイプの8mmがあります。
極端に耳たぶが薄い人でない限りは、8mmのロングタイプがおすすめです。
画像のようにあまりぴったりとした状態だと、耳たぶを圧迫し、鬱血やデザイン部分がホールに埋没してしまうこともありますので、少し余裕を持つことが大切ですよ。
ただ人によっては耳たぶの厚さもそれぞれ違いますので、以下にて簡単な計測方法を紹介します。
ピアスを開ける耳の厚みを測る方法:ノギス
参考URL:https://mcreatecom.stores.jp/
100円ショップでも売っているノギスを使用する方法です。
ノギスで挟む時、耳の保護のために、小さな紙などを挟んで計測しましょう。
ピアスを開ける耳の厚みを測る方法:紙を挟む
2つ目の方法は、「ハサミ」と「紙」と「定規」を使った計測方法です。
上記の画像の様に、紙を凹の形に切って耳たぶに挟み、落ちてこなれければその凹の部分の長さを測るだけです。
目測での凹の形に切るので数回試す可能性がありますが、お金は掛からないのでオススメですよ。
素材
参考URL:https://store.shopping.yahoo.co.jp/
ファーストピアスで一番注意が必要なのが素材です。
価格が安いものだけにこだわると、スポーツや身体を動かすことが多い人は、汗をかくことで痒みやただれ、金属アレルギーを起こすことがあります。
ファーストのピアスの素材はいくつかありますが、おすすめは純チタンです。
純チタンは医療器具でも使われているほど人体に優しい素材なんですよ。
金属アレルギーになりにくい素材
- チタン
- サージカルステンレス
- シルバー
- プラチナ
- 金
ピアスは、「ヘッド」「ポスト」「キャッチ」の3つに分かれていますので、すべてのパールが純チタンであることが大切です。
透明なファーストピアスはだめ?
参照元URL:https://store.shopping.yahoo.co.jp/
ファーストピアスは1ヶ月以上つけっぱなしになりますので、学生さんやお仕事の関係で、できるだけ目立たなくしたい方もいますよね。
結論から言うと、透明なファーストピアスは、おすすめはできませんが、素材によっては使えるものもあります。
ファーストピアスの使える素材
- ガラス製
- セラミック
ファーストピアスの使えないNG素材
- アクリル
- 樹脂製
※アクリルや樹脂は耐久性が弱く、雑菌もつきやすく衛生面も悪いためです。
デザイン
参考URL:https://search.kakaku.com/
ファーストピアスのデザインは、ピアッサーで開けるのであればボールタイプが◎。
あまり凝ったデザインのピアスを選んでしまうと、洋服を着るときに引っ掛けてしまうことがありますので、ヘッドが丸いボールタイプは引っ掛かることも少ないのでおすすめです。
ファーストピアスは1ヶ月以上つけっぱしになる為、おしゃれなデザインを選びたいところですが、安全面を考慮するのであれば、なるべくシンプルなデザインを選ぶようにしてください。
ファーストピアスを外すタイミングは?
ファーストピアスは場所によってつける期間が変わっています。
また人によって多少の期間に前後はありますので、基本の期間が近づいてきたら、今から紹介するポイントをチェックし、問題なければセカンドピアスに進んでくださいね。
耳たぶの場合、ピアスホールを開けてから安定するまで4〜6週間、完成まで2〜3ヶ月程度が一般的と言われています。
- 穴や周囲の皮膚を触っても痛みがない
- 穴の周りの皮膚がホールに向かって凹んでいる
- ピアスが引っ掛かりなくスムーズに動く
- 分泌液(汁)や出血がないorトラブルから1ヶ月ほど間がある
ピアッサーのおすすめ4選!
ピアスを開けるのに何で開ければいいのか?自分に合うファーストピアスとは?
ピアスを開けるだけなのに、考えることが多いと少し面倒になってしまうことも・・・
初心者の方には、ファーストピアスがはじめからセットされているピアッサーがおすすめです。
長さ、素材、デザインもピアッサー1つを考えるだけで済むのでとっても楽ですよ。
最後はピアッサーのおすすめ4つ紹介しますので、参考にしてくださいね。
セイフティピアッサー
こちらのピアッサーは医師が開発したトラブルが起きにくいピアッサー。
純チタン処理したステンレス製ピアスで、16Gにヘッドサイズが3mmボールになっています。
ポストはロングタイプの8mmですよ。
金属アレルギー対応しており、肌が敏感な方も安心ですね。
ティピア
こちらは誕生石が選べるのでおしゃれなファーストピアスが楽しめますよ。
デザインだけでなく、チタン性のファーストピアスになっているので、金属アレルギーがおきにくいのも◎。
太さは18Gでポストは8mm。
またピアッシング位置を固定できる機能や、誤作動防止機能がついているので安心して使えますよ。
さらにセットのピアスは縁がついたベゼルタイプになっているので、引っ掛かかる心配も少なく、初心者の方にとっても使いやすいアイテムになっています。
ピナック2
100分の1秒でピアッシングが終わることができるピアッサーです。
ピアッサーは使ってみると意外と早く終わるものですが、自分でボタンを押すわけですから安全に少しでも早く終わりたいですよね。
ナック社が独自開発した技術で、瞬時にピアッシングが終われるので、怖いと感じるのも一瞬です。
材質は安心の医療用サージカルステンレスを使用し、太さは19Gでポストは8mm。
極細でお値段も手頃なので、セカンドピアスが太めでない方や怖がりな方にもおすすめです。
ニードルピアッサー
自分では難しいとされるトラガス用のニードルピアッサー。
素材は医療用ステンレスを使用し、太さは14Gにポストは9.5mm。
メンズ・レディースともに人気のトラガスですが、問題は開けるのが難しいことですよね。
こちらはニードルタイプになっていますが、使い方はピアッサーと同じく挟み込むだけ。
ただ初心者には難易度が高いトラガスですので、慣れているお友達にやってもらうのがおすすめです。
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まとめ
ファーストピアスの意味は理解して頂けましたか?
ピアッサーを使い、自分でピアスを開ける場合は自己責任です。
ファーストピアスがトラブルなく終える為には、種類や選び方が大事になってきます。
不安な気持ちが少しでもある方は、無理せずに美容外科や皮膚科などの専門医院で開けるようにしましょう。
今回はファーストピアスの説明と、種類や選び方を詳しく紹介しました。