足元はおしゃれからという通り、靴選びはとても重要です。
特にパンプスの場合は、素材だけでなくヒールやつま先のデザイン次第で大きく印象が変わりますので、コーディネートの幅を広げるためにも、名前や特徴を知っておくのは大事ですよ。
そこで今回は靴選びの参考にヒールを10種類紹介!名称や特徴、おすすめのヒールアイテムまで紹介していきます。
ヒールとパンプスの違い
よく間違いやすい2つの言葉ですが、この2つには、はっきりとした違いがあります。
- パンプス:足の甲の部分が広く開き、紐や留め金などがない女性用の靴
- ヒール:靴のかかとの高さ
パンウスは女性用の靴の形を表したものになりますので、タイプは複数の種類があり、ヒールやつま先(トゥ)の形によって種類や名称が変わってきますので、自分に合うパンプス選びが大事になりますよ。
また、パンプスとローファも似ており、違いの説明がうまくできない方もいますね。
ローファーとは「靴ひもとヒールがない革靴」です。
男性のイメージがありますが、女性から普段からビジネスシーンでも活用できる靴ですよ。
- パンプス:足の甲の部分が広く開いていて、紐や留め金などがない女性用の靴
- ヒール:靴のかかとの高さを指す
- ローファー:靴ひもとヒールがない革靴
ヒールの高さの種類
ヒールには高さの違いがありますよね。
- ハイヒール
- ミドルヒール
- ローヒール
それぞれ具代的な長さの違いがありますよ。
また、美脚や上品に見せられる、自分に合ったヒール長さの見つけ方も紹介しているので、参考にしてください。
ハイヒール
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ハイヒールとは「7cm以上あるヒール」のことです。
7cm以上のヒールは少し歩くのに慣れが必要ですが、通勤でも多くの女性が利用していますね。
ただ、ハイヒール=ピンヒールと思っている方もいますが、
- ハイヒール:ヒールの高さ
- ピンヒール:ヒールの形
また、女性の脚を一番きれいに見せてくれるのが「7から7.5cm」と言われていますよ。
一般的な平均身長の女性での計算になりますが、7cmヒールを履いた時、ふくらはぎの位置が理想の美脚ラインと言われています。
- ヒールの高さの黄金比の計算方法:「身長÷30」
計算結果の「±2cm」でOKです。
ミドルヒール
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ミドルヒールとは「4cmから6cmのヒール」のことです。
ハイヒールとローヒールの間になり、高すぎるヒールは履くのが苦手だけど、上品さを足元で演出したい場合は、「5cmから5.5cm」がおすすめ。
膝下が長くスタイルよく見せられ、歩きやすく疲れにくいですよ。
※日本人女性の平均身長158cmで計算
黄金比の計算を元にすると、
- -2cm:スポーティな雰囲気
- +2cm:大人っぽく見せられる
ローヒール
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ローヒールとは「3cm以下のヒール」のこと。
ヒールの高さが低いと、メンズ感が高くなりますので、大人カジュアルに着こなしたい場合におすすめです。
また、ヒールの高さの中で、「3cm~4cm」が一番歩きやすいと言われ、長時間のお出かけには最適ですよ。
ヒールの種類や名前と特徴
女性にとっては靴の選び方に迷うヒールの靴。
高いと歩きにくいですが大人ぽく上品になり、短いと歩きやすい反面カジュアル感は高まります。
ただ、ヒールは高低だけでなく形状もさまざまにありますので、高くても安定感あるヒールもありますので、自分にぴったりのヒールに出会えるかもしれませんよ。
ぜひ靴選びの参考に、ヒールの名前や特徴を知ってください。
ピンヒール
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ピンヒールとは「ヒールの中でも美脚効果No.1」と言えるでしょう。
ヒールの部分がハイヒールより高くて細い棒状のヒールをピンヒールと言います。
ただ、細長い為に安定感なく苦手な人も多いので、「歩きやすさとしては難易度高め!」
はじめての方は、ハイヒールを履きこなして馴れることが大事です。
ピンヒール(ポインテッドトゥパンプス)
定番デザインで、10cmのピンヒールデザインになっています。
ベーシックなデザインなので幅広いコーデに合わせられますよ。
また、弾力性のある低反発クッションの中敷きや、滑り止めのラバーソールなど、履き心地と機能面もバッチリ!
すべて合皮ですが、ヌパック・エナメル・スムースからも選べます。
セットバックヒール
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セットバックヒールとは「かかとの後ろの付け根から地面に向かって垂直に伸びるヒール」です。
ハイブランドのシューズで見かけるデザインではないでしょうか。
普段やオフィスではなく、パーティなどの華やかなシーンにおすすめです。
ただ、高さのあるヒール+重心の位置がかなり後ろになるため、土踏まずに力が入ってしまうので疲れやすいのがデメリットです。
セットバックヒール(サンダル)
華奢で細みのストラップが女性らしい足元を叶えてくれるサンダルです。
また、クロスストラップでもあるので、適度な抜け感で大人の雰囲気もプラス。
高すぎない垂直の5.5cmヒールで安定感もありおすすめです。
チャンキーヒール
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チャンキーとは、「ずんぐりしている」という意味があるそうで、太いヒールの総称として使われています。
2007年に有名ブランドから登場して、2013年に日本でも一気にブームになりましたね。
「ヒールが太く安定感も高いので歩きやすさは抜群!」ヒールの中でもNo.1か2に選ばれます。
また、前から見るとピンヒールと変わらない印象があり、後ろからみると太いヒールとのバランスで、足首やふくらはぎを華奢に見せてくれますよ。
チャンキーヒール(サンダル)
春夏にぴったりなクリアのストラップで仕上げられたサンダルです。
クリアストラップがカジュアルですが、5cmヒールで上品に見せられ、チャンキーヒールでもあるので歩きやすいのが◎。
また、つま先はトレンドのスクエアトゥで大人っぽく、大人可愛い足元を作れますよ。
ウェッジヒール
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ウェッジヒールは、別名ウェッジソールと呼ばれています。
ウェッジソールの意味は「くさび型の靴底」
「靴底の土踏まずの部分は凹んでおらず、かかと部分が高く爪先部分は低く」なっているのが特徴です。
コルク素材で作られたヒールが多く、チャンキーヒールのように安定感があるので歩きやすいですよ。
基本的に全面が高くなり、前後の強弱も少ないので、見た目よりも違和感もありません。
存在感があるウェッジヒールはカジュアル系コーデにおすすめですが、通勤やパーティーシーンでは、少し不向きなヒールです。
大人のウェッジヒール
デイリーからフォーマルまで活用できる、ポインテッドトゥデザインのウェッジヒールです。
クールな雰囲気で、落ち着いた大人の雰囲気を演出できますよ。
また、スエード調・スムース調・エナメル調から選べ、品よく足元コーデを楽しめますよ。
プラットフォーム
参照元URL:https://fashionwalker.com/
プラットフォームだと聞き慣れない方もいると思いますが、いわゆる厚底です。
「つま先からかかとまで傾斜がないので安定感」があり、しかも「脚を細く長く見せてくれる効果」がありますよ。
どちらかというと、ヒールという感覚はあまりなく、サンダルやスニーカーなどの厚底ソールとして使われている事が多いです。
傾斜もなく地面との安定感も高いので、チャンキーヒールと並び、とても歩きやすいヒールですよ。
プラットフォーム(サンダル)
5cm以上の厚底でスタイルアップが叶う1足。
アッパーはクロスデザインになっているので、脚をきれいに見せてくれます。
また、一度履いたら病みつきになるほどの低反発クッションが入っているので、履き心地も抜群ですよ。
キューバンヒール
参照元URL:https://www.ikuji.cc/item/
キューバンヒールとは「靴の前方に向かって斜め前に傾斜した太めのヒール」です。
ブーツやメンズテイストの靴に使われる事が多いですよ。
太めのヒールになっているので歩きやすく、春や秋冬のカジュアルなコーディネートも大人っぽくまとめられます。
キューバンヒール(ショートブーツ)
アッパーは上質でやわらかなスウェードレザーを使った1足。
サイドにはダブルジップファスナー付きで、ポインテッドトゥで足元を美しく見せてくれますよ。
周りと差をつけられる存在感抜群の1足です。
フレアヒール
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フレアヒールとは「太いヒールで地面に向かって真っ直ぐ太くなっていく台形のヒール」です。
1940年代に登場し、大きなヒットはないですが、長く生き残っているヒール。
現在では高いヒールから離れ、歩きやすいヒールデザインが人気を集めていますので、改めてじわじわと人気が上がってきていますよ。
フレアヒール(パンプス)
こちらはアッパーがメッシュで仕上げられた、シアーな足元を演出できるトレンド感のある1足。
つま先はポインテッドトゥになっており、華奢ストラップで甘くなりすぎないシルエットが素敵ですね。
また、ツヤ感のあるフレアヒールがしっかりアクセントにもなりフェミニンnスタイルからカジュアルやきれいめまで幅広く合わせられますよ。
7.5cmヒールで美脚が手に入り、足が痛くなりにくく疲れにくい低反発クッションインソールも嬉しいポイントです。
スタックドヒール(スタックヒール)
参照元URl:https://parade-shoes.jp/
こちらはよく誤解されている事が多いヒールです。
木目の様な柄のヒールになっているので、木で作られていると間違われますが、「革を地層の様に積み上げたヒールの事」です。
高級感の高い製法になっており、すべてが革のため重たいですが耐久性は抜群で、クラシックな雰囲気を表現できます。
ただ、現在ではデザイン性や軽量化も伴い、革を積み上げたものを薄くスライスし、プラスチックのヒールに巻きつけたり、プラスチックヒールに木目調をプリントしたものもあります。
本物のスタックドヒールに出会うのは少ないかもしれませんが、出会えれば1足は持っていたいですね。
スタックドヒール(パンプス)
こちらはトレンドのグルカサンダル風のセパレートパンプス。
クラシカルな雰囲気がある太めのスタックドヒールになっており、5cmのヒールで上品に見せながらも歩きやすいのが◎
また、トゥ部分は丸めのスクエアトウになっており、スタックドヒールと合わせて上品に履けますよ。
コーンヒール
参照元URL:https://www.locondo.jp/
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、コーンヒールはアイスクリームのコーンが由来とされたヒール。
「円すい形」を意味しており、「先端に向かって尖った形のヒール」になっており、どことなくクラシカルな雰囲気があり、可愛らしいシルエットです。
付け根部分が太いのでピンヒールより歩きやすいですが、ヒールが高くなると先端は細くなり安定感が悪くなりますので、慣れるまでは難しいデザインでもあります。
コーンヒール(パンプス)
ベーシックデザインのスエードパンプス。
本革スエードならではの上質な質感と、ちょうどいいカッティングがアクセントになっています。
8cmヒールの少し高めですが、美脚を求めているならおすすめです。
キトゥンヒール
参照元URL:https://www.maisonmargiela.com/
キトゥンヒールは、「キトゥン(子猫のよう)+ヒール」の2つの言葉を合わさった造語。
ベースとしては「ミドルヒール以下のヒールの高さ」になっており、まるで子猫のようなコロンとした可愛らしさのあるデザインが特徴です。
パンプスやショートブーツに使われる事が多く、ヒールも高くないので歩きやすいですよ。
キトゥンヒール(ポインテッドトゥパンプス)
ポインテッドトゥにクロスストラップで美しく見せてくれる1足。
ローヒールながらエレガントな雰囲気が◎。
裏革、塗装ヒールで存在感を出しつつ、黒でシックに引き締めているので、どんなコーデにも合わせやすいですよ。
ヒールの種類まとめ
参照元URL:Instagram(@tanyaheathparisjapan)
ヒールの種類やおすすめのヒールアイテムを紹介してきましたが、大切な事はどこでそのヒールアイテムを履くかが大切です。
ショップにいってヒールアイテムの棚をみると、まず目がいってしまうのが、7cm以上のピンヒールではないでしょうか?
見た目も華やかで気分も自然と上がるアイテムではありますが、本来のピンヒールは、普段用ではなくパーティシーンをイメージして作られているので、基本は2時間〜3時間程度履く事が想定して作られています。
かかとの高さや太さによって、ビジネスシーンやフォーマルな場など履けるシーンが変わってきますので、しっかりと名称だけでなく特徴を把握し、TPOに合わせた靴を選んでくださいね。
今回は靴選びの参考にヒールを10種類紹介!名称や特徴、おすすめのヒールアイテムまで紹介していきます。